機能性ディスペプシア(FD)とは?
ディスペプシアという言葉を聞いたことはありますか?
ディスペプシアとは、胃の痛みや不快感などを指す医療用語です。
何らかの原因によって、胃の働き(機能)が悪くなっていることを指しています。
「胃が痛い」、「胃がもたれる」などの症状はあるのですが、内視鏡などで検査を行っても異常がなく、原因もわからないという場合には、「機能性ディスペプシア」と診断されることが多くあります。
主な症状
- 食後の胃のもたれ
- 食事をするとすぐに満腹になったように感じる
- みぞおちの痛み
- みぞおちの焼けるような感覚
上記のような症状が、機能性ディスペプシアと診断される主な症状になります。
これら以外にも、胃のむかつきや、食欲不振、吐き気とおう吐などの症状がみられることもあります。
原因
原因ははっきりとは分かっていません。
胃や十二指腸で炎症や知覚過敏などが起きている場合もあれば、精神・心理的な要因から症状が出ているという場合もあります。
また、遺伝的要因や、生活習慣の乱れや飲酒・喫煙が原因となる場合もあり、原因はさまざまです。
治療
薬物療法
胃の機能に何らかの障害が起きていると考えられる場合には、症状に合わせたお薬を服用していただきます。
胃酸の出過ぎを抑制する薬や、消化管の運動を調整してくれる薬を服用し、症状の改善を図ります。
生活習慣の見直し
食生活や運動習慣などを見直すことも、治療の一つです。
食べ過ぎ・飲み過ぎは控え、日々の生活のなかで、できるだけ運動する機会を見つけていきましょう。
また、アルコールやたばこの適量を守るよう心掛けることも重要です。
規則正しい生活を目指し、身体への負担を軽減することで症状も改善していきます。
気になる症状がある場合は、まずはご相談ください
当院院長は25年以上も消化器外科専門医・消化器内視鏡専門医としてがん治療全般に携わってきた、胃や大腸の専門家です。
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